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おなかのはらぺこ日記

好きなものには、基本贔屓目。

2016年おなか的ベストミュージック30

2016年は、日本のカルチャーにおいて、全く話題にこと欠かない一年でしたが、音楽シーンももれなく楽しい一年間でした。全体的な印象としては、ヒットするべくしてヒットした楽曲が、きちんとあったように思います。作り手側が届けたいところに、ちゃんと届いた結果なのではないでしょうか。

ということで、今年も完全なる個人的な独断と偏見で、今年好きだった音楽たちをまとめたいと思います。そう考えて、今年一年間よく聴いた曲を書き出したら、30曲にもなってしまったので、サラッと書いていきたいと思います。「ベスト30」ということで、30曲の間で特に順位はありません。ちょっとしたプレイリストみたいなイメージで並べました。

 

宇多田ヒカル「道」

今年の音楽シーンでの最大のトピックといえば、宇多田ヒカルの歌手活動再開だろう。アルバムの一番最初に、打ち込みのアップテンポなこの曲が来て、「宇多田ヒカルが帰って来た!」感がすごかった。昔と比べて音数の少ないトラックも、自分自身を歌ったような歌詞も、以前より洗練されてパワーアップしたんだなと、ひしひしと感じさせる。

 

宇多田ヒカル「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎

個人的には、アルバム「Fantôme」の最大のハイライトは、この曲。この二人が、意味深な歌詞を、メロディアスに歌い上げるだけで、もう最高。MVで二人が同じ画面に映っているだけで、鳥肌立って泣きそうになった。次は、椎名林檎のアルバムで、宇多田ヒカルとデュエットをしてほしい。

 

宇多田ヒカル「ともだち with 小袋成彬」

同性愛者目線で異性愛者への恋心を歌った一曲。音の作り方だけではなくて、そんな歌詞も含めて、ものすごく「今」っぽいダンスミュージックに仕上がっている。

 

星野源「恋」

宇多田ヒカルの復帰に続いて、星野源の大躍進にも触れない訳にはいかない。「SUN」から「YELLOW DANCER」と続いている、きちんと自分自身のやりたいことをやりながら、聴き手にもきちんと届くということが、見事に結実した一曲。過去の音楽へのリスペクトもありながら、宇多田ヒカルの「ともだち」と同じように、あらゆる「恋」の形を肯定し、高らかに歌い上げている感じが、ものすごく「今」っぽい。

 

チャラン・ポ・ランタン「進め、たまに逃げても」

ドラマ「逃げ恥」では、主題歌の星野源の「恋」が話題になりすぎて、ちょっと影が薄くなってしまっているこの曲。予測不可能な複雑に絡み合ったメロディーが楽しい。

 

RADWIMPS「なんでもないや」

今年の大ヒットを語る上で、映画「君の名は。」は外せないだろう。「なんでもないや」は映画音楽としても機能しながら、RADWIMPSの曲としても、時代に残るバラードになっていると思う。歌詞の韻の踏み方が気持ち良い。

 

・Aimer「蝶々結び」

「なんでもないや」という大傑作バラードを書いておきながら、こんな凄まじいマスターピースを残してくる野田洋次郎、恐るべし。

 

・OKAMOTO'S「BROTHER」

これまでOKAMOTO'Sがやってきた流れも、きちんと汲みながら、新しいステップに進んだことも感じる一曲。ギターとコーラスが印象的。

 

・GLIM SPANKY「怒りをくれよ」

淡々としたメロディーから始まり、サビで爆発するのが気持ち良い。女性にしか出せないダークな格好良さが詰まった一曲。

 

・女王蜂「金星」

ピアノとクラップ、そしてアヴちゃんのボーカルによる、耳に残るイントロで、まず心を掴まれる。女王蜂らしい、ちょっと尖ったダンスミュージック。

 

・Awesome City Club「Don't Think, Feel」

ここ最近の日本の音楽シーンの流れの一つとして「シティポップ」が挙げられるけど、その中でも研ぎ澄まされた若者の感性で、作られた一曲だと思う。ストリングスも上手く使われていて心地良い。

 

・Suchmos「STAY TUNE」

「イケてる奴ら」×「イケてる音楽」=「ナチュラルにめちゃくちゃイケてる」ということの、暴力的なまでの事実を突き付けられた一曲。リア充への敗北を痛感。

 

中田ヤスタカ「NANIMONO(feat. 米津玄師)」

映画「何者」のゆとり世代特有の閉鎖的で、なんとも言えないやり切れなさを含んだ米津玄師の歌詞と、中田ヤスタカの清々しくて突き抜けるようなメロディーのギャップが癖になる。

 

サカナクション「多分、風。」

80年代テクノを意識して作った、と本人が言っているように、サカナクションの持つ「新しさ」と、曲全体に流れる「懐かしさ」が、上手く馴染んでいる。

 

槇原敬之「理由」

「モンタージュ」「No.1」「SPY」や、最近だと「Fall」などの、槇原敬之が作るポップスが大好きなんだけど、その流れを汲みつつオシャレダンスミュージックに昇華させていて流石。

 

・Little Glee Monster「私らしく生きてみたい」

今年、さらに人気が急上昇したLittle Glee Monster。歌が上手いのは言わずもがな、亀田誠治作詞作曲、いしわたり淳治作詞という最高の布陣による楽曲(MVは関和亮)も素晴らしい。思わず口ずさみたくなるメロディーと歌詞が秀逸。

 

・[Alexandros]「Feel like」

CMで耳にしたときから好きな一曲。今までの彼らの曲とは、またちょっと違う色の曲ながら、きちんと彼らの曲として成立しているのがすごい。

 

・レキシ「最後の将軍 feat. 森の石松さん」

名曲で真面目に全力でふざけることで、お馴染みのレキシのアルバム曲。松たか子の歌声が、最大限に生かされたメロディーは、池ちゃんのソングライティング能力の高さを感じる。

 

・THE YELLOW MOKEY「ALRIGHT」

今年再結成したイエモンが、その想いを歌った一曲。ただただひたすらにカッコイイ。

 

椎名林檎「ジユーダム」

2012年に解散した東京事変のメンバーが、演奏として参加した、最初から最後まで聴きどころしかない飽きない一曲。林檎さんがリオのオリパラ閉会式の演出・音楽監督で話題になっている間に、しれっと事実上の再結成をしていた感じがまた憎い。

 

・嵐「I seek」

今年の嵐の新曲は、当たりが多い一年だったと思っているけど、大人っぽさを加えつつ、ジャニーズディスコな雰囲気に仕上がっていて、個人的には今年の嵐の新曲で1番好きな曲。

 

PerfumeFLASH

クールなダンスナンバーでありながら、Perfumeの歌声が加わることで、ただのバッキバキなテクノになっていないのがすごい。遊び心のある音作りも楽しい。

 

Perfume「Miracle Worker」

ただただめちゃくちゃ良い曲。個人的には、アルバム「COSMIC EXPLORER」の中では、一番好きな曲。「起こせミラクル」が頭に残ってしまいがちだけど、全体的には今のPerfumeだからこそ歌える、洗練されたテクノポップになっている。

 

Negicco「愛、かましたいの」

我らが堂島孝平提供・プロデュースの楽曲。どこか昭和のアイドル歌謡を感じさせながら、Negiccoらしさがきちんとあって、癖になるメロディーが耳から離れない。

 

BABY METAL「KARATE」

今年のベビメタの凄まじい活躍と比例するように、非常に密度の濃いハイレベルな一曲。SU-METALの切実な歌声も、さらに磨きがかかっている。

 

欅坂46サイレントマジョリティー」

今年4月6日にデビューした欅坂46の衝撃的なデビュー曲。アコギがイントロから効果的に使われていたり、転調が上手く仕込まれていたり、メッセージ性が強いのにすごくキャッチー。歌詞、曲、衣装、振付、MV、メンバー、タイミング、ありとあらゆる要素が、高い水準でガッチリ噛み合った曲だと思う。

 

欅坂46「二人セゾン」

AメロからBメロ、そしてサビへの流れが最高。MVも、今の彼女たちにしか出せない輝きと儚さが切り取られていて、相乗効果で今年のアイドルソングの中でも、トップレベルの傑作に仕上がっている。

 

こぶしファクトリー「バッチ来い青春!」

これぞハロプロ!その1。こぶしファクトリーの巻き舌を多用した、ガツンとした歌声と相まって、キャッチーなサビが耳に残る。こぶしは、比較的良曲に恵まれている気がする。

 

モーニング娘。'16「泡沫サタデーナイト!

これぞハロプロ!その2。赤い公園津野米咲が提供した、個人的には、今年のモー娘。で1番好きな曲。ちょっと安っぽくてダサくて、でもとにかく突き抜けて明るくて、ひたすら楽しい、往年のモー娘。を感じさせる。

 

清竜人25「LOVE & WIFE & PEACE♡」

どこから聴いても、どこから観ても、とにかく多幸感に満ち溢れた一曲。清竜人の天才っぷりを、改めて確認させられる。来年の6月での解散を発表した清竜人25、来年アルバムを出してほしい。

 

こう改めて振り返ってみても、2016年の音楽シーンは話題に事欠かない、ここ数年でも楽しい一年間だったと思うし、これから先が、もっともっと楽しみになるような一年間だった。

来年も、素敵な音楽に沢山会えますように。