読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おなかのはらぺこ日記

好きなものには、基本贔屓目。

『トットてれび』と日本の歌たち。第2回「上を向いて歩こう/坂本九」

ドラマ テレビ 音楽 『トットてれび』と日本の歌たち
NHK土曜ドラマ『トットてれび』の第2回が放送されました!
今回も最高でしたね!後の日本を代表する大スター黒柳徹子の「根っこ」となる、『夢であいましょう』や『紅白歌合戦』、『お父さんの季節』のエピソードを、こうしてドラマで観られたのは、すごく面白かったです。個人的には、紅白歌合戦が好きなので、そのシーンはすごく楽しかったです。ドラマ『ごめんね青春!』で共演した、満島ひかり錦戸亮のツーショットが観られたのも嬉しかったです。

目まぐるしくストーリーや音楽が展開していく部分は、前回と変わらずでしたが、今回はただ明るいだけではなく、テレビに出るということに対する、徹子さんなりの葛藤や悲しみ、そしてある種覚悟に似た決意みたいものが描かれていて、考えさせられる部分がありました。テレビに出る者たちが「使い捨て」だというシーンは、現代にも通じるものがあるし、そんな中でテレビに出ることができるということの重みみたいなものを感じました。



『トットてれび』に登場した歌を紹介するこのブログも、今回が第2回です。今回は、ついに日本を代表する歌い手の一人である、坂本九が登場しました。
第1回のブログはこちらです。


では、今回も『トットてれび』に登場した歌と、その歌と合わせて聴いてほしい歌を何曲か紹介したいと思います。動画が沢山貼ってあるので、ちょっと重いですが、ご了承ください。



【今回の『トットてれび』の歌】




作詞:永六輔
作曲:中村八大
(1961年発表)

今回の『トットてれび』に登場した歌は、坂本九の『上を向いて歩こう』でした。この歌は、今更ここで紹介する必要がないぐらい、日本人なら誰もが口ずさめる名曲中の名曲ではないでしょうか。劇中では、関ジャニ∞錦戸亮が、坂本九役として歌っていました。
作詞の永六輔は、レコーディング当時、坂本九の独特な歌い方があまり気に入らず、絶対ヒットしないと思っていたようですが、結果として、この歌は日本でのヒットに留まらず、アメリカでは『SUKIYAKI』のタイトルで、日本人歌手として初めて全米ビルボード1位に輝きました。ですが、当時の日本には「音楽ランキング」というものがなかったため、黒柳徹子をはじめとする坂本九の周囲の人々は、その結果にあまりピンと来ていなかったようで、作詞の永六輔や、作曲の中村八大でさえ、特に喜ぶ素振りを見せなかったそうです。
この歌を手掛けた永六輔中村八大は「六八コンビ」と呼ばれ、後に数々の名曲を生み出すゴールデンコンビとして活躍しました。六八コンビは、坂本九の楽曲にも数多く携わり、そのときは「六八九トリオ」とも呼ばれました。この『上を向いて歩こう』も、永六輔の切なくも希望を感じる歌詞と、中村八大のキャッチーでありながら美しいメロディー、そして坂本九のどこか哀愁漂う優しい歌声でなくては、ヒットしなかったのではないでしょうか。



【『上を向いて歩こう』と合わせて聴きたい歌たち】
今回紹介した『上を向いて歩こう』と合わせて聴いてほしい歌を、12曲紹介したいと思います。

坂本九の歌たち》



作詞:青島幸男
作曲:中村八大
(1963年発表)

この曲も、坂本九の代表曲の一つです。Re:Japanウルフルズのカバーで知っている方も多いのでは?無条件で、元気になれる名曲です。(個人的には、石川ひとみ『まちぶせ』と並ぶ、二大ストーカーソングです。)




作詞:永六輔
(1963年発表) 

元々は、永六輔いずみたくが制作、公演した同名ミュージカルの劇中主題歌として作られ、そのときは別のコーラスグループが歌っていましたが、後に坂本九が歌いヒットしました。第5回日本レコード大賞の作曲賞受賞曲。

坂本九『涙くんさよなら』



作詞・作曲:浜口庫之助
(1965年発表)

リリース当時はあまりヒットしませんでしたが、後にジョニー・ティロットソンがカバーし、大ヒットしました。シンプルでありながらも、味わい深い歌詞が好きです。

坂本九『心の瞳』



(1985年発表)

この曲が発表された年の8月に起きた日本航空123便墜落事故により、坂本九が急逝したため、結果的にこの歌が坂本九の遺作となりました。生前、坂本九は妻に「この歌は僕らの歌だよ」と話していたそう。合唱曲でもポピュラーなので、知っている方も多いのでは?個人的には、九ちゃんの歌の中で、一番好きです。


《1961年の歌たち》



作詞:時雨音羽
作曲:佐々紅華
(1961年発表)

1961年最大のヒット曲。戦前から、数々の歌手が歌っていた歌を、フランク永井がカバーし、リバイバルヒットとなりました。第3回日本レコード大賞受賞曲。

石原裕次郎・牧村旬子『銀座の恋の物語』



作詞:大高ひさを
作曲:鏑木創
(1961年発表)

デュエット曲の定番として知っている方も多いのではないでしょうか。石原裕次郎主演映画の挿入歌として使用され、大ヒットし、後に同名映画の主題歌としても使用されました。

越路吹雪『ラストダンスは私に』



作詞・作曲:ドク=ポーマス・モルト=シューマン
訳詞:岩谷時子
(1961年発表)

アメリカのコーラスグループ「ドリフターズ」が歌った元曲が、世界中で大ヒットし、日本では越路吹雪がカバーして発売されました。元曲は男性目線の歌詞でしたが、越路吹雪に合わせて、女性目線の歌詞に訳されています。


《六八コンビの歌たち》
水原弘『黒い花びら』



作詞:永六輔
作曲:中村八大
(1959年発表)

水原弘のデビュー曲にして、第1回日本レコード大賞受賞曲です。それまで洋楽を手掛けてきた東芝レコードが、初めて手掛けた邦楽レコードでもありました。低音の歌声が印象的です。

梓みちよ『こんにちは赤ちゃん』



作詞:永六輔
作曲:中村八大
(1963年発表)

この曲は、現在でもすごく有名ではないでしょうか。元々は第一子が誕生した中村八大に向けて、永六輔がプレゼントした、父親目線の歌詞の歌でしたが、梓みちよが歌うにあたり、母親目線の歌詞に変えられました。第5回日本レコード大賞受賞曲。

北島三郎『帰ろかな』



作詞:永六輔
作曲:中村八大
(1965年発表)

ミリオンセラーの売り上げを記録した、大ヒット曲。シンプルなメロディーに乗せて、しんみりし過ぎずに郷愁を歌うのが特徴的です。要所要所に、印象的なコーラスを入れてくるあたりは、中村八大ならではだと思います。

ちあきなおみ『黄昏のビギン』



作詞:永六輔
作曲:中村八大
(1991年発表)

元は、水原弘のシングル『黒い落葉』のB面として、1959年に発表された歌を、ちあきなおみがカバーしてシングルリリースしました。そのシングルではカップリングとして、『黒い花びら』もカバーされています。ちなみに、水原弘版の『黄昏のビギン』では、永六輔中村八大の共同作詞としてクレジットされています。


《今回の歌い手の歌》
関ジャニ∞『侍唄(さむらいソング)


作詞・作曲:池田貴史
(2015年発表)

今回の歌い手の歌は、坂本九役として『上を向いて歩こう』を歌った錦戸亮が所属する、関ジャニ∞の唄を選んでみました。正直、関ジャニの歌で、何を紹介すべきか悩んだのですが、結局最新曲『侍唄』にしました。この歌は、錦戸亮主演を務めた、テレビ朝日金曜ナイトドラマ『サムライ先生』の主題歌でもあります。
この歌の作詞と作曲、そしてプロデュースを担当したのは、ソロユニット「レキシ」でも有名な池田貴史です。個人的には、レキシも好きなので、レキシと関ジャニの組み合わせは、すごく嬉しかったです。感動的な歌詞の中にも、よくよく読み込んでみると、遊び心も散りばめられているのが、池ちゃんっぽいなと思います。温かくもキャッチーなメロディーは、さすが池ちゃんといった感じです。冒頭の錦戸くんのソロは、すごい聴きどころです。
『侍唄』の他にも、銀杏BOYZ峯田和伸提供の『言ったじゃないか』や、怒髪天提供の『あおっぱな』、高橋優提供の『象』など、結構幅広い面々から楽曲提供を受けているので、あまりよく知らない方は聴いてみると面白いと思います。個人的には、アルバム曲の『ローリング・コースター』が好きです。



今回は、前回と比べて倍近い歌を紹介する形になってしまいました。前回より、だんだん時代が現代に近づいてきて、紹介する歌の中にも、今も有名な歌が増えてきたような気がします。そんなこともあるのか、今回紹介した歌たちは、今も多くの歌手たちにカバーされている歌が多いように思います。これからも、大事に歌い継いでいく歌ばかりだなとも思いました。

前回も書いたのですが、まだまだ知識が浅い部分が多いと思うので、今回のブログに訂正等ありましたら教えていただけると、ありがたいです。
次回の『トットてれび』では、大好きな一曲である、ハナ肇とクレージーキャッツの『スーダラ節』が登場するようなので、すごく楽しみです!

では、また次回更新した際も覗いていただけると、嬉しいです。



《おまけの歌》


上を向いて歩こう』となったら、九ちゃんももちろん素晴らしいのですが、個人的には、この動画を紹介せずに終わる訳にはいきません。忌野清志郎は生前、『上を向いて歩こう』のことを「日本の有名なロックンロール」と言っていました。