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おなかのはらぺこ日記

好きなものには、基本贔屓目。

嵐の新曲「愛を叫べ」をシングルとして発売してほしい3つの理由。

ジャニーズ 音楽 アイドル テレビ
先日、嵐の新曲「愛を叫べ」が、ゼクシィのCMソングに使用されることが発表され、現在そのCMが放送されている。ゼクシィのCMソングといえば、福山雅治の「家族になろうよ」や木村カエラの「Butterfly」など、数々の名曲を世に送り出してきた存在である。そこに、嵐の名前が並ぶということに、一種の喜びと期待を抱いたのだが、歌を聴いてみると、瞬時にその喜びと期待が、けして的外れなものではなかったことがわかった。まずは、その「愛を叫べ」を聴いてほしい。


あらゆるアーティストのファンが、そのアーティストの新曲を聴いて、まず初めに思考を巡らせることの一つといえば、その新曲が一体どういった形でリリースされるかということだろう。

この「愛を叫べ」も、自分にとってはそんな曲の一つだった。予想されるパターンは、シングルとしてリリースするか、それともアルバムのリード曲としてか、この二択だろう。嵐の前回のアルバムから、「Sakura」と「青空の下、キミのとなり」の2枚のシングルがリリースされている。とても微妙な枚数である。9月に宮城で開催される大規模イベントに合わせるなら、7月か8月に、遅くても9月上旬にはアルバムを出すことになるのだろうけど、シングル曲が2曲だと若干少ない気もする。秋から冬にかけて、また違うツアーが開催されるとしたら、夏に新たにシングルとして「愛を叫べ」をリリースして、秋頃にアルバムリリースの可能性もある。

ここで声を大にして訴えたいことは、「愛を叫べ」をぜひともシングル化してほしいということだ。これから、その理由を3つ挙げたいと思う。


1.楽曲のコンセプトと設定

ゼクシィのCMを手掛けるクリエイティブディレクターの箭内道彦氏は、「愛を叫べ」のコンセプトについて、「『祝福される側』であるプロポーズの当事者の思いを歌ったこれまでのゼクシィCM曲と大きく変えよう思った部分は、『祝福する側』の歌を作りたいということ。披露パーティでみんなで声を合わせて歌える新しい定番になるような、いわば国民的祝福歌。」*1と語っている。

ウェディングソングとなると、大体が「祝福される側」の歌になる。それは、嵐の曲の中で明確にウェディングソングの位置を担っている「One Love」も例外ではなく、「百年先も愛を誓うよ」「君は僕の全てさ」というように、聴いてるこちらが恥ずかしくなるような言葉が散りばめられていて、結婚式の真ん中に座る二人という、最高にハッピーで、未来に希望しか無いようなシュチュエーションにしか受け止め切れない熱量がある。そういった部分でも「祝福する側」のウェディングソングというのは、ある意味画期的なのだ。

そこで、今回嵐が歌う「愛を叫べ」は、「女友達の、一世一代の晴れ舞台に送る『オレたち(=男友達)からのラブソング』」*2となった。耳コピではあるが、今聞き取れる範囲の歌詞を見てみよう。

お待ちかね俺たちのマドンナに

あの頃の仲間でお祝いさ

懐かしいなBaby

たちまちShe's seventeen

やっぱりSuper Lady

変わらない高嶺の花だぜ

この I I I I I Love Youを

親愛愛愛なる人に

お前は今でもアイドルさ

みんな大好きだぜ

だから永久に 愛愛愛愛 愛し合って

Congratulations

幸せになってくれなきゃ困るんだBaby

素晴らしい未来へ愛を叫べ

この歌詞からも読み取れるように、嵐の5人が新婦の学生時代からの男友達として、結婚を祝う。どうやらこの男友達たちは、学生時代新婦に対して少なからず淡い恋心を抱いていたらしく、結婚式で純白のドレスを着た彼女を見て、たちまち学生時代を思い出してしまったようだ。しかし、高校時代の「俺たち」と結ばれることは無く、新たな門出に立つ「かつてのマドンナ」の幸せを精一杯に願っている。(一体、どんな夢小説だ)

今を輝くスーパーアイドルである嵐の5人たちに「俺たちのマドンナ」「やっぱりSuper Lady」「高嶺の花だぜ」「お前は今でもアイドルさ」と歌わせる歌詞も、また憎い。結婚適齢期を迎え、周りの人々が続々と結婚していくのを目の当たりにして、確実に結婚を祝うことが多くなったであろう嵐の5人とも、どこかリンクする歌詞である。過去のあれこれなどをほじくり返したり、小っ恥ずかしい言葉もサラッと歌に乗せて歌えたりするのも、結婚式という場面が持つ無礼講みたいな要素も感じられる。


2.往年の嵐を思わせる曲調

嵐はここ数年、シングルでいうと、「ワイルド アット ハート」あたり、アルバムでいうと「Popcorn」あたりから、おそらく意図的に楽曲の作りや方向性を変えてきていたように思う。それは、メンバー全員が30歳を迎え、アイドルという括りで捉えたときに、けして若いとは言えなくなったため、ある程度の路線の転換は必要不可欠だったからだろう。ただ単にキャッチーでわかりやすいだけではなく、どこかで工夫を凝らし、一味違う部分を見せるようになっていた。

だが、今回の「愛を叫べ」では、「THE嵐」「これぞ嵐」と言えるような、突き抜けるようなポップさと、何度か聴けば歌えてしまうような、あからさまなキャッチーさを感じた。それは、嵐の人気を加速させた楽曲である「Love so sweet」や「Happiness」などにも通じる要素であり、「愛を叫べ」がそれらに次ぐ、新たな嵐の代表曲になり得る可能性を秘めているように思えてならない。「愛を叫べ」の中の『Super Lady』と「Love so sweet」の『最高のLady』とが、どこか呼応しているようにも感じてくる。だけど、けして過去の楽曲の焼き増しではなく、また新たな嵐の一面を垣間見ることができるように思う。

そして、何より自分の中で、どこかそんな歌を待っていた部分があったのだ。これまでリリースされてきた曲が嫌いというわけではなく、単純にそろそろこういう雰囲気の楽曲が恋しくなっていたのだ。CMソングということもあり、こんなにもポップなのかもしれないが、先ほど挙げた歌詞を一見するだけだと、学生時代の恋を今も引きずる未練たらしい男友達の歌にもなってしまいそうなところを、爽やかでありつつ、カラッとした明るさを持ったメロディーで、どこか甘酸っぱい学生時代と今を重ねるような楽曲に仕上げているようにも思える。

繰り返すことになるが、このキャッチーさとポップさを持ってすれば、2015年を代表する楽曲の一つにもなれると思うのだ。それこそ、ウェディングソングの新定番に、間違いなくなれると思う。


3.紅白出場曲としての役割

最後の理由というのが、個人的には一番重要だ。「愛を叫べ」を紅白で披露してほしいのだ。紅白で歌われる曲というのは、大ヒットを記録し一年間を代表する楽曲になるか、特別な意味を持つ楽曲でない限り、シングル曲以外が選ばれることはない。つまり、アルバム曲が選ばれることは、ほとんどないのだ。

大晦日の夜を彩る華やかな「紅白」という舞台で、これでもかというほどハッピーな雰囲気をまとう「愛を叫べ」が、より輝きを増すように思えてならない。曲紹介に今年結婚した芸能人を呼び、その紹介の流れで、嵐の5人がそれぞれタキシードを身にまとい、スポットライトを浴びて「愛を叫べ」を歌い踊る姿を見ることができれば、何も思い残すことなく、年を越すことができるに違いない。多すぎるくらいの紙吹雪が降るような演出で見てみたい。この曲だったら、二年連続の白組トリにも、一歩近づけるような気がする。


これまで、長々と理由を書き連ねてきたが、何より「愛を叫べ」が、個人的なツボを抑えていて好きなのだ。アルバムの収録曲であってもいいが、アルバムだけにしか収録されず、この曲が埋れていってしまうのは、とてつもなく勿体無いと思う。

間違いなく、様々な結婚式場でこの歌が、新郎新婦を祝福することになるだろうし、結婚式の余興などで様々な人が歌い踊ることになるだろう。それほど、この曲は嵐の楽曲の中でも大きな意味を持つ楽曲になるだろうし、計り知れない魅力を持っているような気がする。何より、早くテレビで観たいのだ。今公開されている部分の他には、どんな歌詞とメロディーが広がっているのか、どんな衣装を着て、どんな振り付けで踊るのか。この曲には、そんなドキドキワクワクが詰まっているのだ。

最後に、嵐さん。そろそろメンバーの誰かが口火を切って、愛を叫んでもいい頃じゃないですか?