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おなかのはらぺこ日記

好きなものには、基本贔屓目。

悩んで、Perfume。

初めてのブログ投稿ということで、何を書くべきか迷ったのだが、自分の好きなものを書いた方がいいと思ったので、ファンになって久しいPerfumeについて書いていこうと思う。

テクノポップ」なんて言葉さえ知らなかった幼い頃、家族で出掛ける車の中では、父が好きなYMOの「Rydeen」が流れていた。その鼓膜に突き刺さるような電子音と複雑に組み立てられていながらもキャッチーなメロディーに、幼いながらも衝撃を受け、虜になったことを覚えている。
それから数年経ち、小学校高学年になった僕は、周りの同級生と同じように、「音楽」というものに興味を持ち始めた。Perfumeの音楽を初めて聴いたのも、この頃だったと思う。幼い頃から、テクノポップというものに触れていた僕には抵抗が無く、むしろ先進的なテクノサウンドと独自の世界観に、次第に引き込まれていった。今でこそ、世界進出を果たした彼女たちは、アイドルというよりはアーティスト寄りになっている部分があるかも知れないが、当時はアイドルとアーティストの両性具有的な部分が強かったと思う(勿論デビュー当時は、アイドルとして売り出していたのだから、なんら不自然ではないが)。ミュージックステーションをはじめとした、音楽番組をしっかりと見始めたのも、この頃だったと思う。そして、音楽は既に「持ち運ぶ」時代になっていたのだった。
僕もその時代の波に、もれなく影響を受け、両親にねだってウォークマンを買ってもらった。初めて手にしたそのウォークマンに、僕は家にあるCDから入れられる限りの好きな音楽を入れた。その中に、Perfumeのメジャーデビューから10枚目の両A面シングル「不自然なガール/ナチュラルに恋して」も入っていた。タイトルにはじまり、歌詞から曲調、衣装、PV、全てにおいて対を成す、その2曲が僕のお気に入りだった。




それから、沢山の音楽に触れるようになった。本格的に音楽が好きになって、色々調べたりするようになったのは、この頃からだったと思う。Perfumeについても、昔のアルバムを遡るようにして聴いた。インディーズ時代の楽曲を収録した、「Perfume~Complete Best~」も購入し聴いた。このアルバムが最後のCDになっていたかも知れないほど、リリース当時崖っぷちに立たされていた彼女たちのこのアルバムから受ける熱量は半端ではなかった。しかし、このあと、恩人木村カエラや、ポリリズムのおかげで、彼女たちは一躍紅白歌手にまで登りつめるのだ。
このアルバムには「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」という、ファンの間では、プロデューサーの中田ヤスタカから、当時のPerfumeに向けて作られた曲なのではないかといわれている曲が収録されている。このように中田ヤスタカが、彼女たちに当て書きのようにして書いたであろう曲は、いくつかあるが、彼女たちの歴史を思いながら聴くと、より強く感じるものがある。特に、8枚目のシングル「Dream Fighter」は、「彼女たちが歌う」ということに、一番の意味がある曲だと思う。



ライブでも重要な立ち位置にあり、ファンの間でも大事にされている曲だが、
最高を求めて 終わりのない旅をするのは
きっと 僕らが 生きている証拠だから
もしつらいこととかが あったとしてもそれは
キミが きっと ずっと あきらめない強さを持っているから

現実に打ちのめされ倒れそうになっても
きっと 前を見て歩くDream Fighter

というようなサビの歌詞は、まさに彼女たちの信念、そして歴史と直結しているように思う。

さて、話は飛ぶが、一昨年、ついに念願のPerfumeのライブに行ってきた(父と)。「LEVEL3」という、彼女たち自身も「Perfume史上最高のダンスアルバム」と言い切るアルバムを引っ提げて行われたライブだった。世の中ではクリスマス真っ只中の12月25日、僕は東京ドームにいた。2階のスタンド席から見たライブは、一糸乱れぬダンスに圧倒され、クリスマスにちなんだ彼女たちのサンタコスプレに圧倒され、当時話題になっていた生身の体に投影されるプロジェクションマッピング(360°どこから見ても綺麗に投影されているというからさらに驚いた)に圧倒され、とにかく幸せな疲労感に襲われながら、家路を急ぐ満員電車に揺られていたのを思い出す。ライブの開演前、「東京ドームでライブっていうのは、さすがにデカすぎるんじゃないか?俺はホールツアーをしてほしい」と言っていた父も、開演後には「東京ドームは野球には適してないな。ライブ会場にした方がいい」と言うほど、完成されたライブだった。
その電車の中で、僕の3台目の新しいウォークマンから、イヤフォンを通して流れていた曲は、彼女たちの15枚目のシングル「Spending all my time」だった。ライブでは、プロジェクションマッピングの演出がされていた曲である。



海外進出に合わせてか、ほぼ全編英語詞で書かれたこの曲をラジオで初オンエアしたとき、彼女たちは「ライブのときにしか、この曲は歌わない」と宣言していた。その言葉の通り、テレビ出演の際には、A面としてリリースされていたこの曲ではなく、カップリングの曲しか披露していなかった。だからこそ、毎回この曲を聴くたびに、彼女たちの並々ならぬ決意と覚悟を感じるのだ。この曲も、中田ヤスタカからPerfumeへ当て書きされた曲だろう。

昨年、彼女たちは国内ツアーに加え、3回目のワールドツアーも成功させ、7年連続でのNHK紅白歌合戦への出場も果たした。そして、今年、結成15周年、メジャーデビュー10周年を迎える。12年前、東京での成功を夢見て、広島から上京してきた、3人の少女は、今現在の状況を一体予想していただろうか。「努力をすれば、夢は叶う」というある意味陳腐な言葉でさえも、彼女たちの前では現実味を帯びるほど、今の彼女たちは輝いている。そんな彼女たちの根底には、15年前からずっと変わらない気持ちが流れているように思う。どんなに彼女たちの存在が大きくなろうとも、活躍する範囲が大きくなろうとも、それに比例するかのように、魅力が更に増していくのは、それも彼女たちの実力なんだろう。

最後になるが、中田ヤスタカから彼女たちに当て書きされたであろう、一番新しい曲の一つ、記念すべき20枚目のメジャーシングル「Cling Cling」のカップリング「Hold Your Hand」を紹介して終わろうと思う。この曲は、彼女たちが初めてリリックビデオを作った曲でもある。画面にただ文字が浮かんでいるような無機質なビデオにはしたくないという、Perfumeからの希望で、ビデオには「Hold Your Hand」というタイトルにちなみ、スタッフや公募されたファンの手のひらに歌詞が書かれ、それらが集まってリリックビデオが作られている。こんなところからも、彼女たちの気持ちを強く感じるのだった。


初めての投稿で、取り留めのない長文、拙文であったことをお詫びする。また、近いうちに何か更新したいと思う。